神王暦10079
ファイフとリオコルノの戦いは熾烈を極め、泥沼の様相を呈していた。
試験艦ムスペルヘイムもいつしか前線に駆り出され、実戦さながらの過酷な試験に従事していた。
その新たな任務は、ネフィリムより提供された試作MTのテスト。
それは優れた整備性と量産性、そしてMTへの適性のない者でも扱え、しかも騎士級を超える性能を持つという画期的な新型機だった。
既に模擬戦では既存MTへの適性が無いパイロットを使いながらも従来機を越える性能を見せつけ、あとは実戦テストを残すのみだ。
そのパイロットとしてやって来たのは、かつてネフィリム空軍のエースとして名を馳せた元女性戦闘乗りセェレ・ファヴニール。
彼女と、新型機「デルゲット」なら必ずや華々しい成果を上げてくれる筈・・・だった。
だが、順調に進む実践テストの影に見え隠れする彼女の栄光とその挫折。
そして運命のイタズラは、彼女から空を奪った宿敵の再来を告げる。

愛するものも翼も失なった空の英雄は今大地を駆ける。 その先に待つ結末を知らずに

異界戦記カオスフレア外伝 MT IGLOO
第四話「紅の姫は風と共に去った」
 
 
【ハンドアウト】
 
PC1:
シナリオパス:空への喪失
君が今日まで大事に育ててきた大事な『息子』 デルゲットの最終テストがとうとう始まる。
愛する人も、その息子も、そして空さえ失ったあの日、出会い君に新しい道を与えてくれたこの機体。
この子を正式採用機として晴れ舞台に立たせてやる事が、今の自分に残された最後の夢だ。
だが、その夢の前に立ち塞がる者が現れた。
そう、かつて君から栄光と翼を奪ったあの男『鋼の荒鷲』ホークアイ大尉が再び君の前に現れたのだ。
ならば、今度こそ奴を越える。 君と君の『息子』ならどんな相手にも負けはしない。


PC2:
シナリオパス:セェレ・ファヴニールへの憧れ
『エルフェンバインの悪夢』 それはかつて君が技術士官として入隊した当時、何度も戦術教本に出てきた伝説の戦闘機乗り。
その彼女がテストパイロットとしてこの艦にやってくると言う。 次世代型MTと噂される、新型機とともに。
栄誉ある最終試験が本艦で行われるのも、君と仲間たちが今まで行なってきた試験の成果が上層部に認められた結果に違いない。
セェレとの交流の中で、そのデルゲットへ我が子の様な愛情を注ぐ彼女の姿を見た君は、共にこの試験を成功させようと約束する。
そんな中、限界起動試験への機体調整の最中に襲来する銀翼の飛行MT。
瞬く間に護衛のMT部隊を壊滅させ飛び去った機体、奴こそがかつてセェレから空を奪った宿敵だという。
最終試験の最中、奴は再び現れるはず。 セェレはそういい、機体に施されたリミッターの解除を君に頼む。
その事への危険性を危惧しながらも、必死な彼女の瞳に君はリミッターの解除を決断する。
そう、彼女とその『息子』ならきっと・・・


PC3:
シナリオパス:デルゲットへの期待
『モナドドライブへの適性のない者にでも使えるMT』 かつて目指し、だがその適性の無さから奪われた君のMT乗りへの道。
それを再び開けるかもしれない、その機体。 以前から噂だけは流れていたが、その夢の機体がなんと、君の指揮の元で最終試練を行うと言う。
そのパイロットはかつて戦闘機乗りとしての道を失いながらもMT乗りとして返り咲いたかつての英雄である女性パイロット。
君はデルゲットへの期待と、彼女への共感を胸に抱きながら、任務に挑んだ。
実際目にした彼女は実に優秀なパイロットであり、デルゲットは噂に違わぬ名機だった。
当然、最終試験は順調に進んだ。 ・・・・そう、あの銀色の飛行MTが舞い降りるその瞬間までは。


PC4:
シナリオパス:デルゲットへの疑惑
失敗続きの試作機の試験結果に苛立つ君の元に朗報がもたらされた。
次の試験機は君の古巣、ネフィリム社がファイフと共同開発した画期的な新型MTデルゲットだという。
エリザベス指令直々の励ましを受け、君や技術者達の士気は上がる。 今度こそ返り咲いてみせる、と。
その期待通り、過酷な実戦テストもいつに無く順調に進む。
だが疑問が残る。 かつてネフィリム空軍のエースと称えられながら撃墜され、戦闘機乗りとしては再起不能、と言われた彼女わざわざ起用した軍の真意は?
何かある、あの『誰にでも乗れる』と喧伝される新型機の裏には。
それを確かめる為、君は独自に調査を開始する事にした。

 
 
【オープニングフェイズ】

■シーン1:巣立ちの予感
シーンプレイヤー:PC1

デルゲットの各種試験は順調に進み、残るは最終テストを待つだけとなった。
君とデルゲットにその為の会場、試験艦ムスペルヘイムへの配属が決定した。
前線も近く、場合にっては実戦に巻き込まれる可能性もある危険な場所。
だが、久々の戦場の気配と『息子』の晴れ舞台に君の心は高鳴る。
【上司】「君の機体の試験日程が決まった。 最後のテストはデモンストレーションも兼ねて、ファイフと合同で行なう事になった」
【上司】「試験会場はあの難攻不落と有名なコンスタンティノープル要塞だ。 リオコルノどもの妨害も予想されるが、あそこなら何も心配いらんだろう」
【上司】「君もこの日を心待ちにしていただろう。 行ってくれるな?」

上記の配属をネフィリム本社から告げられ、それを受領すればシーンエンド
 
 
■シーン2:あの日の夢をもう一度・・・
シーンプレイヤー:PC3

兼ねてから噂された『モナドドライブへの適性のない者にでも使えるMT』、その最終試験を君の部隊で行なってくれ。
そんな、指令がかつての級友チュザーレ大佐から直々に届く。
【チュザーレ】「・・・今回の試験内容は以上だ。 場所は我が軍の軍事拠点コンスタンティノープル要塞、今回は基地のMT部隊も護衛に着く」
【チュザーレ】「君達は安心して試験だけに集中してくれればいい」
【チュザーレ】「我が軍とネフィリムの共同開発の成果だ。 君も噂くらいは聞いていただろう?」
【チュザーレ】「もしその機体が正式採用されたら、君もそのパイロット候補に選ばれるかもしれないな」
【チュザーレ】「是非、その目で機体を見届けてくれたまえ。 いつか君と共に戦場に立てる日を楽しみにしているよ」


■シーン3:再起への期待
シーンプレイヤー:PC4

【エリザベス】「先日は貴方にも随分とそんな役回りを回してしまったそうね」
【エリザベス】「でも、今回はそのお詫び、という訳ではないけど貴方に重大なプロジェクトの責任者に任命します」
トトがエリザベスから指令直々に、今回のデルケットへの試験の重要性を語られる
【エリザベス】「あの機体は我が社とファイフが共同開発した、言わば親善の象徴」
【エリザベス】「そして、モナドドライブへの適性を持つものが少ない故にMTの配備で大きく遅れる我がネフィリムの現状打開での切り札でもあるわ」
【エリザベス】「今回の件が順調に運べば、かつての貴方の失態を払拭するに十分な成果となるでしょう」
【エリザベス】「では、あなたの報告を期待しています」


■シーン4:英雄
シーンプレイヤー:PC2、指定後PC1自動登場。 他PCの登場難易度は6で登場可能

新たに送られてきた試作機とそのパイロットの出迎えに出るPC2。
PC1がかつて何度も教本に出てきた、伝説の戦闘機乗りであると知り「とうとう自分達の試験結果が上層部に認められた」と期待に胸を膨らます。
と言う事でセェレ登場してください。 ここは到着したセェレとアルフレッドが交流するシーンです

副長以下、基地の主だった者達もPC1の歓迎の為同席している
【通信士】「大尉の噂は以前からお聞きしてみんな、是非一目合いたいと!」
【整備士】「今まで触ってきた機体とは随分違うみたいですね、楽しみです」


 
【ミドルフェイズ】

■シーン5:不死鳥の帰還
シーンプレイヤー:PC1
登場難易度:全員登場
順調に試験が進む中、襲来するリオコルノの襲撃部隊。
だが、PC1は戦闘機乗りとして培った腕と、デルケットの機動性で次々と敵を撃墜する。

デルケットの試験は順調に進んでいた。 定められた課題を次々クリアしていくPC1
だが、そんな最中基地に突如エマージェンシーが鳴り響いた。

【CIC】「本基地に接近する熱源を複数確認・・・リオコルノのMT部隊です!」
【基地指令】「ふん、飛んで火に入ると言うやつか。 我が基地にその程度の部隊で挑むとは・・身の程を教えてやれ!」
基地指令の号の元、迎撃ミサイルや配備されたMT達が次々迎撃する。
その圧倒的な火力の前に一体、また一体と破壊されていくリオコルノ部隊
【基地指令】「ハハハ、見た事か。 リオコルノなどもはや恐れるに足りず・・・」
【CIC】「待ってください! 砲撃を潜り抜けてなお接近する機体有り。 この速度は・・・騎士級MTです!」
【基地指令】「何だと!」
【CIC】「MT部隊、騎士級の動きについて行けません・・・この進路は・・・敵の狙いはデルケットです!」


【副長】「艦長、試験の中断を。 我が艦も迎撃の準備を・・・」
【通信士】「PC1大尉、至急その場から撤退を・・・駄目です! 敵機急接近、来ます!」

次の瞬間、試験場の壁を破り、一体の騎士級MTがデルケットの前に躍りかかる
【騎士級】「ふん、ミリティア屈指の要塞と聞いたがこの程度か! ・・・ほう、妙なMTだな?」
【騎士級】「変形しただと? そうか、新型のテスト中というわけか・・・ちょうどいい!」

(騎士級MT:15)(PC1)(ムスペルヘイム(全員同乗))

その戦闘結果に誰もがデルゲットの性能を認める
【基地指令】「素晴らしい、素晴らしいよPC1君! 流石は我が軍の秘密兵器、わざわざこの基地でテストを行なっただけのことはある!」


■シーン6:愛し子
シーンプレイヤー:PC2
登場難易度:8、PC1は自動登場

試験は順調に進み、そんな中自ら機体整備を率先して行なうPC1を見たPC2は自分も整備を手伝う。
PC1の機体への愛情と、それを『息子』と呼び、採用試験へ全力で挑む彼女の姿にPC2は共感を覚え自分も全力で彼女をサポートすると約束する。
二人の交流シーン、その2

【整備士】「素晴らしい成果です、この艦のテストでもここまでスムーズに試験が進むのは初めてです!」
【整備士】「ですが・・・大尉も連日の試験でお疲れでしょう。 メンテは我々に任せておやすみくだされば」

■シーン7:うす汚れた栄冠
シーンプレイヤー:PC4
登場難易度:8

情報収集シーン(情報収集判定自体は全員行なえるが、この情報項目を知れるのは、PC4のみ)


確かに素晴らしい性能のMTと噂どおり、優れた技量のパイロットだ。
だが、何かに不信感を抱いたPC4が独自に調査を開始する。
結果、PC1の過去と何故パイロットに起用されたか、なぜデルゲットが騎士級と互角に戦えるのか、が発覚。

■PC1
10:[PC1がパイロットに選ばれたのは、PC1の持つ『予知能力にも似た予測力』が本機の特性に最適だった為]
15:[デルゲットに騎士級のような光速戦闘能力は無い。 だが予測制御プログラムによる「先行入力」により擬似的な光速戦闘が可能]
20:[ただし、予想も観測も行えない「最初の一撃」には対応しきれないので、それにも耐える為の重装甲が施されている]
25:[だが、当然それだけで騎士級と正面から戦う事は難しい、4足獣の様な変形は近接戦能力を向上さす為の苦肉の措置である]

■デルゲット
10:[デルゲットは本来、人間が乗れるものでは無い。 通常のMTら魔力的なものによる慣性制御が働くがそれがカットされている。亜光速を出すと機体にも操縦者にも途方もないGがかかるのだ]
15:[PC1は元エースパイロットだけあって、今まで限界性能を出さずに戦闘を行っているが、人型を崩したMTの安定性ともども、長期戦には耐えられない事は判明している]
20:[少なくとも現状のデルゲットは「誰でも扱えるMT」でも期待の次世代機でもない。その過程に過ぎず、パイロットは捨て駒同然の運用データ採取のための生贄である]

この事をみなに告げようとしたPC4に、本社の上司から指令が下る
【上司】「・・・どうやら余計な事をかぎ回っているようだね」
【上司】「本件はファイフ上層部とは既に取引済みの極秘事項だ」
【上司】「もし他言すれば、君も『君の艦の仲間も』ただではすまない・・・分かるね?」
いままでの戦いで艦の者達との間に仲間意識が芽生えだしていたトトは苦しむが、結局彼らの身の安全の為に沈黙を余儀なくされる。
【上司】「それでいい。 君もそろそろ理解出来るようになってきたらしいね? これが『賢い大人の選択』というものだよ」
【上司】「では・・・君達の報告を楽しみにしているよ」

■シーン8:もがれた翼、生まれた牙
シーンプレイヤー:PC3
登場難易度:8、PC1は自動登場

PC3がPC1の過去を知るシーン。
最愛の夫に先立たれ、その身を案じた故に手放した息子をテロにより無くし、その結果虚脱状態に陥った彼女は銀色の飛行MTに撃墜され視力に障害を負う
挫折し、落ちぶれた彼女に訪れたデルゲットとの出会い
栄光と挫折、そこからの復帰をPC1が語る


■シーン9:鋼の荒鷲
シーンプレイヤー:PC1
登場難易度:6

限界起動試験への機体調整の最中に襲来する、銀翼の飛行MT。
それを見て、飛び出そうとするPC1だが、デルゲットは調整中で動かない。
その機動性はかつて彼女を撃墜した頃より遥かに増していた。
そんな彼女をあざ笑うかのように護衛MT部隊を壊滅させ去っていくMT

【CIC】「本基地に接近する熱源有り・・・これは上空から? 航空機・・・いえ、この反応は飛行型MTです!」
【基地指令】「ふん、地上からでは歯が立たんと今度は空からか? だがこの基地には対空兵装も・・・」
突如基地を轟音が襲う
【基地指令】「どうした! まだ爆撃の間合いでは無い筈だぞ!」
【CIC】「さ、先ほどの機影とは別の機体です! これは・・早い・・・・まさか飛行型の騎士級MT? それにしても・・早すぎます!」
敵の強襲に慌てて出撃する基地のMTや対空ミサイルを、上空から急降下した銀色の鳥形MTは次々とガトリングで射抜いていく
セェレは見た、あの機体こそまさに彼女の因縁の・・・


【整備士】「無茶を言わないでください! 今機体はあんな状態なんですよ!」
格納庫には、フレーム耐久度の検証の為に半ばまでバラされたデルケットの姿
基地を一方的に蹂躙していく銀色の鳥形MT、更にその後に続く飛行MTの爆撃であちこちから火の手が上がる
【基地指令】「馬鹿な、たった一機のMTにこうも簡単に。 これが・・・これがリオコルノの真の力だと言うのか?」

そんな基地の惨状を見下ろしながら、悠然と去っていく飛行MT部隊。 今のセェレにはそれを見上げることしか出来ない
【整備士】「なんて速さだ。 あれじゃ、たとえデルケットが万全の状態でも・・・追いすがることさえ出来ないぜ・・・」


■シーン10:外された鎖
シーンプレイヤー:PC2
登場難易度:6

今のリミッターが付いたままのデルゲットでは強化された奴のMTには追従出来ないと判断したPC1が、PC2にリミッターの解除を要請。
彼女の熱意に押しきられてリミッターを解除する
最後のPC間交流シーンです、それではどうぞー



【クライマックスフェイズ】
■シーン9:たとえ翼無くとも
シーンプレイヤー:PC1
登場難易度:全員登場

ボロボロになった基地の中、それでも辛うじて残った機材を寄せ集め、最後の試験が始まった
だが、試験の開始を告げようとした直前、再びエマージェンシーが鳴り響く
【CIC】「上空より複数の熱源が接近。 先日の飛行MT部隊です!」
【基地指令】「おのれ。 もうこの基地には満足な迎撃戦力は残って居ないというのに!」


そんなとき、共通回線で君達に呼びかけてくる声があった。
セェレには聞き覚えがあるその声は奴、あの銀の鳥形MTのパイロット、ホークアイからの挑戦だった
【ホークアイ】「聞こえるか、ミリティアの腰抜けども」
【ホークアイ】「その基地にもう俺達に抵抗できる戦力がない事は分かっている・・・だが」
【ホークアイ】「先日、我が軍の騎士級を破った新型がまだ残っていたそうじゃないか。 そいつを出しな」
【ホークアイ】「出てこないって言うなら仕方ない。 基地ごと潰して燻り出すまでだ。 その老朽艦もろとも火あぶりにしてやるぜ」

【ホークアイ】「何だ、手前?」
【ホークアイ】「・・・ククク、こいつは傑作だ! お前あの時の飛行機乗りか?」
【ホークアイ】「何だ? 俺に落とされて隠居しちまったって聞いたが、空を飛びなくなったからってそんな玩具で何しようってんだ?」
【ホークアイ】「これは傑作だ。 そんな地を這う犬ッコロで俺の翼に挑もうってのか? 身の程を知れよ!」
【ホークアイ】「そんな……俺が、地べた這いに……ッ!?」


敵はバードフレームの騎士級MT(ダスクフレア)とウイングフレーム装備のモブなグリア・ナプス部隊×2

(ホークアイ:13、グリア・ナプスA:6、グリア・ナプスB:6)(PC1)(ムスペルヘイム(全員同乗))


■基本データ
【コロナ】 ダスクフレア
【ミーム】 富嶽(ミリティア)/グレズ(マシンライフ)
【消費経験点】107

■能力値/耐久力
【能力値】肉体:3  技術:27  魔術:11  社会:5  根源:5
【戦元値】白兵:8  射撃:8  回避:7  心魂:11  行動:13
【戦修値】白兵:16  射撃:19  回避:26  心魂:16  行動:13
【HP/LP(元値/修正値)】 HP=243/603  LP=10/250

■準備された装備(ダメージ/射程/備考)
○右手:MTOP:ガトリングシールド 
 【技】64+1D6/遠/―
○左手:武装:灼熱破砕マニピュレーター
 【魔】91+1D6/至/白:2
○胴部:武者鎧            
 ―/-/―
○その他:魔術書            
 ―/なし/【心】+1
○乗り物:MT:シェルクーフ      
 ―/-/―
○予備1:AF:バードF        
 ―/-/変形:[飛行状態]、[避け]+5
○予備2:AF:レイヴンF       
 ―/-/同一エンゲージの味方の[避け]+5(誘導兵器に対しては+15)
○予備3:MTOP:アニマ・クレアツール
 ―/-/(アニマ)タイミング:マイナーの特技を2回使用できる(同じ特技は使用不可)

■コロナ特技
【CF182/自/常/なし】□暗黒の太陽
 根源以外の防御属性を得る
【CF182/自/常/なし】□夕闇の波動4
 判定ダイスを[Lv+3]D6
【CF182/自/オ/20】□歪んだ時空
 [BS]を1つ解除
【CF182/自/常/なし】□輝く闇
 【HP】0時、〈根〉以外の被ダメージを1/10(切上)にする
【CF182/自/セ/なし】□那由他の一瞬
 〔SinLv〕セットアップに行動できる。行動後[未行動]となる
【CF182/自/オ/なし】□禁断の法則3
 〔SinLv〕判定の[達成値]+20
【IJ060/自/オ/なし】■絶望の一撃2
 〔SinLv〕Lv2倍換算。[達成値]+50
【IJ060/自/常/なし】■忌むべき想念3
 Lv2倍換算。【HP】+[Lv×100]
【IJ060/自/常/なし】■不滅の悪2
 Lv2倍換算。【LP】+[Lv×120]
【IJ060/自/オ/なし】□星を落とすもの
 〔SinLv〕宣:マ直前。[メインプロセス]の攻撃の対象を「シーン」にする
■永劫の刹那
■終末の予言
【IJ060/自/常/なし】□闇の祭器
 代償に【HP】とフレアが指定されてる特技の代償を支払わなくてよい。プロミネンスは除く
【IJ060/自/メ/なし】□虚空の門
 〔SinLv〕シーン内の好きな場所に移動or退場する。[封鎖]の影響を受けない
【IJ061/自/セ/なし】□人心撹乱
 〔SinLv〕具体的な効果はGMが決定する
【CF183/自/セ/なし】□崩壊する大地
 〔SinLv〕エキストラ、モブ、建造物などを破壊する
【CT054/自/オ/2H】テレパシー
 リアクションの判定直前に宣言。[避け]の[達成値]+【根】
【IJ059/自/オ/6H】零距離射撃
 宣:メorリ直前。[射程:遠隔]の武器を[射程:至近]として扱う

■ミーム特技
【IJ058/自/効/なし】◆モナドリンケージ
 セットアップにMTを準備できる
【IJ058/自/常/なし】ワークスマシン5
 [分類:富嶽(MT)]のアイテムを経験点[Lv×15]点分常備化する
【CF114/自/常/なし】伝来の武具
 [分類:富嶽]のアイテムを[Lv×10]経験点分常備化する
【RR029/自/常/なし】◆ウェポンフォーム
 武器形態。常備化した武器ひとつのダメージ基準を【技】、ダメージ+【技】
【IJ058/心/メ/なし】エクストリームアタック
 MT専用。[白攻][射攻]のダメージ+[差分値]
【IJ058/自/マ/3H】マルチロックオン
 MT専用。メインプロセスの[射攻]の対象を[範囲]に変更する
【IJ053/自/マ/5H】グラビティフォールト
 メインプロセスの[白攻][射攻]の[達成値]+【技】
【IJ058/自/常/なし】モナドファイター
 MTを準備した状態でも素手による攻撃や特技を使用できる
【IJ040/自/常/なし】内力豪壮
 素手ダメージを【魔】+2D6に変更

■装備
[IJ067]MTOP:ガトリングシールド(部:-/射:-/HP:+10)
[IJ071]武装:灼熱破砕マニピュレーター(部:-/射:-/HP:+-)
[IJ066]MT:シェルクーフ(部:乗/射:-/HP:+20)
[IJ069]AF:バードF(部:-/射:-/HP:+5)
[CT072]AF:レイヴンF(部:-/射:-/HP:+0)
[IJ067]MTOP:スナイパーセンサー(部:-/射:-/HP:+0)
[CT070]MTOP:アニマ・クレアツール(部:-/射:-/HP:+0)
[CF128]武者鎧(部:胴/射:-/HP:+25)
[CF134]魔術書(部:そ/射:な/HP:+0)
 【心】+1

■属性防御
 肉体:○ 技術:× 魔術:× 社会:×

■モナドトルーパー
 【MT】  シェルクーフ
 【解説】 

■アーマメントフレーム
 [IJ069]バードF   変形:[飛行状態]、[避け]+5
 [CT072]レイヴンF  同一エンゲージの味方の[避け]+5(誘導兵器に対しては+15)

■MTオプション
 [IJ067]ガトリングシールド  (シールド)ガトリング(ダ:【技】×2+1D6、射程:遠、種別:搭載)がマウントされている
 [IJ067]スナイパーセンサー  (強化)
 [CT070]アニマ・クレアツール (アニマ)タイミング:マイナーの特技を2回使用できる(同じ特技は使用不可)

■MT武装
 [IJ071]灼熱破砕マニピュレーター (白/M/搭)【魔】×2+1D6/至 白:2

■総計
常備化:90
能力値:【行動値】25 【HP】+35 【心】+3
属性防御:[肉]○ [技]× [魔]× [社]×
状態付与/BS耐性:[飛行]× [転倒]× [水中]× [重圧]×
達成値:白兵攻撃+0 射撃攻撃+3 突き返し+0 回避+0
ダメージ:白兵攻撃+10 射撃攻撃+10 突き返し+0

■戦術、設定、メモなど
プロミネンス34

【エンディングフェイズ】

■ED1:紅の姫は風と共に去った
シーンプレイヤー:PC1
登場難易度:全員登場

勝利し艦に帰還したデルゲット。 その雄姿をハンガーに降りてきた艦の仲間達が出迎える。
しかし、いつまでたってもPC1がコクピットから下りてこない。
スタッフが慌てて強制的にハッチをこじ開けると、中では息子の写真に手を伸ばそうとして力尽きている、死体とも言えない血袋が

死ぬ間際のPC1の回想シーンが入ってシーンエンド

 
■ED2:モルモット部隊
シーンプレイヤー:PC3
「誰にでも乗れるMT]の真実の姿、そしてテストパイロットを平気で犠牲にする軍の体質。
チュザーレ大佐達軍上層部も当然今回の件の結果を予想していたのだろう。
所詮自分もこの部隊もただのモルモットに過ぎないのか、艦長として、指揮官としての誇りが揺れるPC3


■ED3:正義の在処
シーンプレイヤー:PC4
今までネフィリムで返り咲く為に過酷な任務にも耐えてきたPC4。
だが今回の件で、上辺を奇麗事で固めながらもその裏で人を簡単に捨て駒として切り捨てる会社の非情な体質を知って苦悶する。


■ED4:受け継がれる思い
シーンプレイヤー:PC2
セェレとの交流を思い出しながらデルゲットの試験報告書を書くPC2、そんな彼の元に上層部から連絡が来た。
それはデルゲットの正式採用中止の連絡だった。
だが、それを知った後も黙々と報告書を書き続けるPC2
報告書の最後はこう締めくくられる
『デルゲットの性能を引き出すには、人間の限界を超える機動が必要だった』
『いかにマシンを高性能にしても、それを扱うのは人間なのだ』
『人の判断力と獣の肉体、それを兼ね備えた者だけが扱える。 もしそんなパイロットがいれば、その時こそデルゲットは真価を発揮するはずだ』

その報告書は今更な戯言と上層部には失笑される。 だが、それがある技術仕官の目に止まり・・・



異界戦記カオスフレア外伝
MT IGLOO
第四話「紅の姫は風と共に去った」
 了

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